19歳・未成年ですが、授業料が払えなくなって、高校三年で中退したあと、親戚などの縁故を頼ってメーカーの工場で働いています。父はそれまでの無理な働きがたたって、身体を壊し、失職中です。母は、スーパーのレジ打ちのパートをしていますが、労働条件が厳しいわりに給与は低く、その上、すぐクビを切られそうになるため、ビクビクしています。
自分は、高卒未満にしては高い給与をもらっている方だとは思うのですが、実質上、家族三人の生活を支えているわけなので、けっこう辛いものがあります。父の病院への通院費もかかり、生活はカツカツです。カードローンを利用したいのですが、父は失職中、母はパート、なので正社員の自分がつくるのが道ですよね。でも未成年なので、やはりカードローンの利用はできないのでしょうか。
未成年はカードローン利用は無理!借りるときには多大なリスクが
まだ二十歳にもなっていないのに、高校を中退し実質上、家計を支えていると言う…。とても立派ですね。この先、もしお金に余裕ができ、少しでも時間が取れるようになったら、夜間高校などに通い直すことをオススメします。中卒と高卒ではあきらかに給与体系に違いが出てきますし、単なる勉強というだけでなく、社会性、一般教養を身につけるという意味でも、高校で習う科目はすべて大切なものだと思うからです。ただ、今はあなたが必死で働き、家族を支える必要があるとの判断なので、それを全うするのがよいと思われます。
未成年ではカードローンの利用はできないのか、とのご相談ですが、未成年でもカードローンをつくらせてくれるような貸金業者はまったくない、というわけではありません。しかし、未成年でカードローンを作ると言うことには多大なリスクをともなうことになる、とういうことを承知しておいてください。つまり、未成年のあなた自身がカードローンをつくれるけれど、つくらない方がよい、というのが結論です。
(⇒19歳でも消費者金融は利用できる?)
もし、どうしてもカードローンが必要ということであれば、世帯収入を合計し、お父様の名義か、お母様の名義でつくることをお勧めします。お父様は失職中で収入がなく、お母様はパートタイマーで収入が低いので、カードをつくれたとしても借りられる金額が限られてしまう可能性があります。そうしたとき、世帯収入を合算するという方法があります。名義は、成人である、お父様かお母様、でも実際に返済するのはあなたを含む世帯全員です。この場合、だれかひとりの判断でお金を借りるのではなく、親子三人でしっかり相談し、返済計画も立てた上で、借りる金額を決める、という方法を取れば、のちのちトラブルになることも未然に防げるでしょう。
【参考ページはこちら】
誰でも作れるカードローンはあるのか
未成年がカードローンを契約できるか
未成年の場合はカードローンを申し込んでも審査は通りません。これは、法律で20歳以上の人しか、契約を結べないことになっているからです。(こちらも参考になります→文章20歳になれば誰でもカードローンを使えるの?)クレジットカードは18歳から契約することはできますが、カードローンは成人であることが必要条件になってきます。もし、それでもお金が必要な場合は、親に頼み込むか、クレジットカードでの支払いをするという方法があります。しかし、基本的には未成年は収入がない場合が多いので、たくさんは使用することはできません。
(⇒未成年でもカードローンを作りたい方はこちら)
20歳になってから自分で契約すべきです。しかし、カードローンを契約して味を占めてはいけません。あくまでも、自分で必死にお金を貯めて、それでも手が届かない場合に、先に借り入れることで、車を購入したいとか、ちょっとした夢を叶えることができます。カードローンはそういう使い方の方がお金の有り難みが分かります。特に若い時は貯蓄があまりないために、どうしてもお金が必要になる時も出てきます。
ただし、自分で稼げてから、自分のお金は好きなように使うべきです。成人になれば、働いてさえいれば自由に契約することができるので、それまで辛抱することで、お金の大事さも学ぶことができます。消費金融会社で契約したカードローンでは、コンビニ等のATMでお金を引き出すことができます。また、返済する時も同様にコンビニ等のATMで簡単に返済できます。使い勝手の良いところが、この消費者金融会社の良いところであり、常に消費者のために工夫されています。
借り手の方は、そこを理解して、返済プランをしっかり立ててから、申込額を決める必要があります。むやみやたらに乱用することで、借金を返済できなくならないように注意が必要です。また、利便性が良すぎるので、自分のお金と勘違いしないようにしなければなりません。勘違いすると、確実に自分のところにそのツケが返ってきます。しかし、お金を借りることは決して悪いことではなく、仕事のやる気を起こさせるきっかけにもなります。