今までクレジットやカードローン、キャッシングなどを利用してきて、返済を延滞したこともないし、自営業でそれなりの収入もあるという知人が、先日銀行カードローンの申し込みをして審査に落ちてしまったというのです。いろいろ調べてみたけれど、理由が分からない。
申込書類の記載事項にも一切間違いはないと言うのです。ひとつだけ気がかりなことがありました。それは申し込みをして審査をしている間に誕生日を迎え、年をひとつ取ってしまったことです。銀行のカードローンにはどうして年齢制限が設けられているのでしょうか？数ヶ月前だったら、審査に通っていたかもしれない、あるいは、審査がもっとスピーディに行われていたら、審査に通っていた、と思うと知人は悔しくてしかたないそうなんです。
貸金業者では返済能力の有無を図る指針としての年齢制限がある
そうですか。審査待ちをしている間に誕生日が来てしまったのですね…。年をひとつ取ってしまって、その銀行カードローンの年齢制限にひっかかってしまった可能性があるのですね。それはとても残念なことでした。
銀行のカードローンに年齢制限が設けられているのは、その銀行がカードローンによってお金を貸し付けた人の返済能力を図るための指針としてのものです。
通常、20歳から60歳代まで、となっています。その年齢でしたら、現役で働いていることが多く、返済に際し問題ない、と判断されるからです。
18歳、19歳の未成年でも働いている人はいますが、やはり銀行のカードローンには申し込むことができません。未成年で、成人に比べ、多少判断力が劣る可能性がある、と考えられるからです。
「そんなの人それぞれだよ。高校生でも精神年齢の高い子どもはいるし、逆に40代でも軽率な大人はいる」。
そんなことを言ってくる人もいるかもしれません。もちろん、70歳代、80歳代でも、心身共に健康で現役でバリバリ働いているような人もいますし、30代でも身体を壊して俊敏には働けないという人もいる。それはもう、個人個人の問題ではあるのですが、そこまで個人の事情をひとつひとつ考えることは当然ながらできません。
そこを法律で区切った「成人」、「高齢者」という括りで判断しているのが銀行カードローンの年齢制限なのです。
相談者の知人の方は、高齢者ではあるけれど現役で働いていらっしゃるとのこと。銀行ではなく、消費者金融なら年齢制限がもう少しゆるやかなところもありますから、そちらに再度、相談してみてはいかがでしょうか。
銀行系カードローン年齢制限について
カードローンはとても便利であり、日常的に使用するという方も少なくはありません。そのため大変多くの方を利用するようになり、金融サービスの一つとして大きなものとなっています。ですが金融機関によってはカードローン年齢制限を設けていることもあり、契約が困難なケースも少なくはありません。このような年齢制限は安定的な収入が見込める層を融資の対象とするために設けられているため、社会人前の学生や定年後の方の利用は難しくなっています。特に銀行系カードローンでは契約時の収入証明を重要な審査対象としていることが多く、契約時から返済完了時まで安定的な収入が期待できない場合には、審査を通過することができないことも多くあります。
自営業者として収入が期待できる際には年齢とは別の審査となることもあるので、年齢が原因で審査に通過できないこととはなりにくいのですが、企業に勤めている場合にはこのような年齢制限は大きなハードルとなることが多くあります。金融機関によっては契約を行うこともできるので、このような際には窓口などでしっかりとした相談をすることをおすすめします。返済が困難とならない金額での融資であれば問題なく融資を受けることができますし、必要に応じて書類を提出することによって契約ができるようになることも少なくはありません。
カードローンを利用する際にはその金額が必要と考えられるものとなるため、相談をして適切な契約を行うことも大切です。最近は審査の厳しい銀行でもしっかりと相談に乗ってもらえるようになっており、丁寧に申込者の返済計画について助言をしてもらうこともできるようになっています。そのためこのような年齢制限を設けているサービスであっても、相談をすることによって別のプランを紹介してもらえることも多くあります。また大まかな基準としてこのようなカードローン年齢制限を設けていることもあるので、個別に相談をすることによって融資を受けることができることも少なくはありません。
【参考ページ】
どうしてカードローンには年齢制限があるの？
