カードローンと自動車ローンの関係性について教えて下さい。カードローンを使っている人と自動車ローンを使っている人は多いですけれども、両方を使っている人は少ないと思います。ということはどちらか一方を選ばないといけないとか、両方を同時に借り入れできないというルールが有るんじゃないかと思っていますが、間違っていますか?
カードローンと自動車ローンは同時に使えないわけではない
確かにカードローンと自動車ローンを同時に使っているという人はさほど多くはありません。カードローンだけで生活をしている人もいれば、自動車ローンだけは使っているという人もいますが、だからといって必ずしも同時に使えないというわけではありません。現に同時に使っている人もいるくらいです。
そもそもカードローンと自動車ローンはターゲットも違います。カードローンの場合は自分の好きなものにお金を使ったり、生活費に使ったりしている人がほとんどです。大体の人は収入が少なめの人が多かったりしますし、急な出費で使いたいという人も多かったりしますから、自動車ローンのユーザーとはかぶりにくいのです。
逆に自動車ローンのユーザーはそういったカードローンを使う人達以外にもお金を持っている人まで含めて、かなりの人が自動車ローンを使っています。お金に余裕がある人は自動車ローンを使ってカードローンを使わないので、まず同時に利用しないというわけです。
じゃあ同時に利用するとすればどういう場合か?というとカードローンと自動車ローンを利用する理由が一緒の場合です。つまりお金はないけれども趣味である自動車には乗りたいという人については、両方を使うことになります。もちろん審査もありますから誰もが使えるわけではないのですが、絶対に審査に通らないわけではありません。そこで借入をしながら車に乗っている人も少なくありません。
地方に行けば車は必須ですから、生活のために自動車ローンを組んでいるという人もいます。都会ではなかなかカードローンと自動車ローンを同時に組むということは考えられないでしょうが、全国で見ると少なくはないのです。
カードローンと自動車ローンの関係について
カードローンを組んでいると自動車ローンを組めないことがあるといわれますがそれは本当でしょうか。これを確かめるには自動車ローンを組むときの審査基準を考える必要があります。 自動車ローンにはいくつか種類がありますが、自動車ローンで一番メジャーなのはディーラーローンです。ディーラーローンのほとんどは信販系で金利はディーラーが0-18パーセント前後で自分で設定しているものが多く、金利は安いものを選んでもその分自動車の本体価格が上乗せされますので同じことです。安易に低い金利を選ばないでください。
ディーラーローンを組むための審査基準はまず年収が200万円以上であること、雇用形態が正社員であること(契約社員でも通らないことはありませんが、ギリギリです)。勤務先が安定していること(勤務先で安定していると考えられているのは、公務員、大企業、中小企業、零細企業の順番で医者や弁護士よりも公務員のほうが安定していると考えられています)。勤続年数も審査のポイントになります。もし3年以下である時は少し注意が必要で長いほど信用できる人間と考えられています。他社から借り入れを行っているかも審査のポイントになります。カードローンが問題となるのは他社借入の部分です。そのためカードローンを組んでいるときは自動車ローンを組む段階で不利に扱われることは間違いありません。
そのためカードローンと自動車ローンの関係は、自動車ローンを組む時はカードローンは完済してからでないと難しいと考えておいたほうがいいです。また過去にカードローンの返済を滞納していたり、返済日を過ぎても返済しなかったという理由があるときは、マイナスポイントにとられますのでカードローンで不利な点があればしっかりと覚えておきましょう。 ディーラーローンを組む際に覚えておきたいのは、ローン完済まではディーラー名義または信販会社の名義となります。ローンを返済し終わるまでは車の乗り換えは行えなくなります。