老夫婦二人で暮らしています。年金で細々と生活していますが、段々体の衰えと共に家での生活も不便なことが増えてきました。そこで、段差などの危ないところをバリアフリーに改修したいと思います。

介護保険の補助金で賄いたかったのですが、自分たちが思うところをすべて改修すると賄いきれない金額になってしまいました。足りない分を何とかしたいのですが、ローンなどは年齢的に厳しい状況で、かといって少ない貯金を使ってしまうのもこの先何があるかわからないので不安です。

私たちでも組めるようなローンはないでしょうか?ご存じの方がおられたら教えて下さい。よろしくお願い致します。

年金受給者が借り入れ可能な年金担保型融資制度

年金をもらっているのであれば年金担保型融資制度というのがありますよ。これは独立行政法人福祉医療機構という公的機関が行っている制度で、国民年金、厚生年金、労災保険年金を受給されている方が対象です。
(⇒年金担保型カードローンはこちら

融資額は10万円から250万円までとなっており、返済額は1万円から設定できます。金利は1.6%、労災保険年金の方は0.9%となっています。返済方法については、年金支給機構から支給される年金全額が一旦福祉医療機関に支払われ、そこから設定した返済額を差し引いた金額が指定口座に振り込まれます。

申し込みいついては銀行、信用金庫などが代理店となって受付していて、申込書も置いてあるのでお近くの銀行や信用金庫にご相談に行かれるといいと思います。

年金を担保にする年金担保型カードローン

年金担保型カードローンとは、年金を担保にお金を借りることができるという年金受給者を支援するための制度であり、独立行政法人福祉医療機構と日本政策金融公庫で取り扱っているということです。年金担保型カードローンを利用することができるのは、厚生年金保険や船員保険、国民年金(老齢福祉年金を除く)または労働者災害補償保険の年金の支払を受けている人であり、保健医療や介護福祉、住宅改修等、冠婚葬祭、教育、事業維持、債務の一括整理、臨時生活資金が対象となっています。このカードローンには特に難しい審査などはなく、年金の受給権がその担保となるのですが、生活保護を受けている場合や、生活保護を受けなくなってから5年が経過していない場合、または融資を受ける目的などによって利用できないこともあります。(こちらも参考にしてください→75歳カードローン利用初心者

融資可能な金額は、10~250万円の範囲内(1万円単位)で、臨時生活資金の場合は上限100万円 、受けている年金額の1.0倍以内、定額返済の場合は1回あたりの返済額の15倍以内と定められており、金利は1.6%と低く設定されているのが特徴です。基本的に連帯保証人は必要なのですが、信用保証機関に保証料を支払っており、信用保証を利用すると連帯保証人不要で利用することができます。

また、年金担保型カードローンは年金を担保とするカードローンであるため、年金受給者に支給される年金から返済額が引かれることになります。以前は年金額全額を返済に充てることができましたが、最近では年金受給者の生活の安定への配慮がなされるようになっており、返済月は偶数月で奇数月は返済金を徴収しないなど、その取り扱いが変更になりました。1回の年金支給額の半分までが返済額の上限(下限は1万円)であり、年金の半額が必ず年金受給者の手元に残るという仕組みになったのです。しかし、この返済額を引かれて支給される年金額で生活ができるのかどうかということも十分検討する必要があるということです。

【参考ページはこちら】
年金受給者のための知って得するカードローン

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